■世界の文字で遊ぼう10

アムハラ文字/アムハラ語(エチオピア)

エチオピア国旗

Unicode:1200-137F


(1200)

アムハラ文字の使用地域

エチオピア

アムハラ文字のある風景

アジスアベバのコーラのスタンド
画像提供:©「世界一周デート」さん

文字サンプル

(あいうえお)

(かきくけこ)


この文字を使う主な言葉と国

アムハラ語(エチオピア)

エチオピアには80前後の言葉があるといわれているが、その中で2番目に使う人が多い言葉。 エチオピアの中部を中心にしてほぼ国内全体で使われている。

文字のとくちょう

アラブ諸国で使われるアラビア文字をのぞくと、アフリカではほとんど唯一の独自の文字。 アフリカ諸国の多くは、自国語を表すのにローマ字を使う。

世界の文字の中では、一番日本語のひらがな、カタカナに仕組みが似ていると言えるかもしれない。 日本語の仮名文字が一文字で、母音(A,I,U,E,O)と子音(K,S,T,N,H,M,Y,R,Wなど) の組み合わせを表すように、このアムハラ文字も一文字で母音と子音の組み合わせを表す。 例えば、ひらがなで一文字の「か」を表すのにローマ字なら「ka」のように2文字となるが、 アムハラ文字では「」の一文字で書ける。

ただし、母音の数は、日本語より多く7種類ある。 日本人にはアイウエオのようにに聞こえる音が7種類あって7つの文字で区別されている。

また、つまる音(小さい「っ」)や「ん」を表す書き方がないらしい。

「ア」の音を含む文字(日本語のかなの「アカサタナハマヤラワ」などにあたる文字)が基本になって、 それに少しずつ変化を加えて、その他の音を表す文字を作る。

例えば、アムハラ文字の「カキクケコ」にあたる行は、日本語でいうと「カ」にあたる 「」が元になって、
となる。

ユニコード割り当て

(1200-137F)※下の表がわくだけの表示の場合は、お使いのPCがこの文字に対応していません。

0123456789abcdef
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文字の書きならべ方

ローマ字と同じように左から右へ横書きにし、上から下へ行を進めていく。 言葉と言葉の切れ目には「|」を書いて分ける。句点「、」にあたるのは「」 読点「。」にあたるのは「」を使う。

 
      
      
       

自分の名前を書いてみよう

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例えば「さとし」と書く場合、この文字はカナと仕組みがよく似ているので、カナと同じように3文字で書くことができる。「さ」が「」、「と」が「」、「し」が「」で、これらをつづけて「」と書ける。

おまけ アムハラ文字の数字