■世界の文字で遊ぼう13

ラテン文字(ローマ字)/英語(イギリス)

イギリス国旗

Unicode:0000-007F

(0041)

ラテン文字(ローマ字)の使用地域

イギリス/世界各国

ラテン文字(ローマ字)のある風景

近江鉄道八日市駅の駅名標(当然日本)
ヘボン式と訓令式が混じったような
駅名標独特のローマ字
画像提供:©「おもしろ有機化学ワールド」さん

文字サンプル

Aiueo

(あいうえお)

Kakikukeko

(かきくけこ)


この文字を使う主な言葉と国

英語(イギリス、アメリカ、
インド、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、シンガポール、フィリピンなど)
フランス語(フランス、カナダ、スイス、ベルギー、ギアナ、アフリカ諸国など)
ドイツ語(ドイツ、オーストリア、スイスなど)
スペイン語(スペイン、メキシコ、キューバ、南アメリカ諸国など)
ポルトガル語(ポルトガル、ブラジル、アンゴラ、ギニアなどアフリカの数カ国)
ベトナム語(ベトナム)
フィリピノ語(フィリピン)など独自の文字をもたない世界各国

もともとは、古代ローマ帝国の文字で、ヨーロッパのほとんどの国の他に、アフリカの大部分、 南北アメリカの全部、アジアの一部、オセアニアの全部の国が、この文字で自分の国の言葉を表している。 ヨーロッパ語の他にもともと独自の文字がなかった世界各地の言葉のほとんどで使われている。

英語やオランダ語で使われている26文字が基本だが、 各国の言葉にあわせていくつかの文字や記号を付け加えて使われることが多い。 また、いくつかの文字を使わない言葉もある。

世界中のいろいろな言葉で使われているので、同じ文字でも読み方はいろいろである。

ここでは、英語の発音をもとにしたと思われるヘボン式ローマ字の書き方を使って日本語を表す。

文字のとくちょう

英語では、26文字がつかわれている。大文字と小文字の2種類の形があり、文の最初やタイトル、 人の名前や地名の最初の文字には大文字が使われ、その他は小文字が使われる。

この26文字のうち日本語の音を表すには、A I U E O K S T N H M Y R W G Z D B Pの19文字あればたりる。

26文字のうち母音を表す文字は、AIUEOの5文字で、あとの文字は子音を表す。 母音字の数が日本語の5つ(アイウエオ)と同じで日本語にはピッタリだが、 英語には10種類よりもっとたくさんの母音があるので、それを文字だけでは区別することができない。

数え方にもよるが、日本人には「ア」のように聞こえる音だけでも、5種類以上はある。 「a」と書いても必ずしも「ア」と読むわけではなく、むしろ「エイ」のように読む場合の方が多い。 また「ア」と「エ」の中間の音だったり「エ」に近い音だったりと、同じ「a」の文字が、 どの言葉の中で使われるかによって、何種類もの母音を表す。

母音にくらべると子音の読み方は、わりあいはっきりしているようだが、 それでも「s」を「ス」のように読んだり「ズ」のように読んだりといったことがある。 また、文字の組み合わせで一つの子音を表す場合もある。英語で「si」と書くと「シ」ではなくて「スィ」という読み方が近く、 「シ」に近いのは「shi」。「ti」は「ティ」が近く「chi」と書けば「チ」に近くなる。 「tu」は「トゥ」で「tsu」が「ツ」に近い。

大文字…ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVVXYZ

小文字…abcdefghijklmnopqrstuvwxyz

ユニコード割り当て

(0000-007F)

0123456789abcdef
20 !"#$%&'()*+,-./
300123456789:;<=>?
40@ABCDEFGHIJKLMNO
50PQRSTUVWXYZ[\]^_
60`abcdefghijklmno
70pqrstuvwxyz{|}~

文字の書きならべ方

いつも左から右へ横書きにして、上から下へ行をならべる。たて書きにすることはない。 文を書くときは、言葉と言葉の間には、空白をあけて分けて書いていく。文末などの区切りで句点「、」にあたるのは「,」 読点「。」にあたるのは「.」。

 
      
      
       

自分の名前を書いてみよう

ラテン文字(ローマ字)で五十音図

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小学校4年生の国語を勉強した日本人ならOKのはずですが、一応念のために。

例えば「さとし」と書いてみると「さ」は、最初の文字を大文字にして「Sa」

「と」は「to」「し」は「shi」あるいは「si」。

これらをつづけて「Satoshi」と書と書ける。