■世界の文字で遊ぼう15

アルファベート/エスペラント語

緑星旗

緑星旗

(エスペラントのシンボル)

Unicode:0000-007Fなど

(ラテン文字に一部文字を追加)


(015C)

(ラテン文字に追加の文字)

ザメンホフの祖国

ポーランド

アルファベートのある風景(に代えて)

エスペラント訳「火の鳥 未来編」
日本エスペラント図書刊行会発行(左)
・創案者のザメンホフ(右)

文字サンプル

(あいうえお)

(かきくけこ)


この文字を使う主な言葉と国

エスペラント語(世界共通語を目指して作られた)

1887年にポーランド(当時はロシア領)の眼科医ザメンホフによって発表された国際共通補助語。

エスペラントは「希望ある人」の意味。ロマンス語・ゲルマン語・スラヴ語などから国際共通性の高い単語を とったもので、文字は28字、その基礎単語数は1900に止まるが、造語法もあり、文法的構造はきわめて簡単。

1887年に公表され、1906年(明治三九)わが国にも日本エスペラント協会ができた。 第二次大戦前や戦中には弾圧もあった。<以上広辞苑より>

現在、この言葉を国際交流の手段とする人の総数は百万人前後と言われる。 またエスペラントを実用する人々は、東西ヨーロッパ、中近東、アジア、南北アメリカ、オーストラリア、そしてアフリカと、 地球上のあらゆる地域にちらばっている。数多くの文学作品が民族語からエスペラントにほん訳されている。 またこの言葉で直接書かれた作品もじょじょに内容を高めている。毎年エスペラントで書かれた数百の本が発行され、 定期的に刊行される雑誌は数十を数える。

また毎年1度行なわれる世界エスペラント大会には、世界中の多くの国から数千人もの人々が参加し、 様々なテーマについてこの言葉で語りあう。

発表後百年以上をすぎて、華々しい宣伝が行なわれることはなくとも、国際語エスペラントは世代から世代へと、 着実に受けつがれ発展している。<以上「ネットワーカーに贈るエスペラント講座」沼津エスペラント会ホームページより>

現在,ポーランド放送,オーストラリア放送,バチカン放送など,エスペラント語によるラジオ放送もあり, ネット上でも聞くことができる.

文字のとくちょう

エスペラントのアルファベットは、「アルファベート」と言い28の文字からなる。

英語のアルファベットと同じ文字を基本としているが、エスペラントにはあって英語にはない文字や、 逆に英語にあってエスペラントにはない文字(QWXY)がある。

文字の上に符号(^)がついた文字も、独立した文字で、アクセント符号のように後から 文字に付け加えたものではない。例えば「」と 「」は別の文字。 これは、1文字が1つの音を表すという原則に従うために作られたもので、エスペラントの発音は、 1つの文字が1つの音を表わし、例外がない。(日本語の仮名では「は」を「ハ」と読む場合と 「ワ」と読む場合がある。英語などは、例外だらけ!!)

大文字…

小文字…

ユニコード割り当て

(ラテン文字に追加の文字)

08091C1D242534355C5D6C6D
0100ĈĉĜĝĤĥĴĵŜŝŬŭ

文字の書きならべ方

英語や小学校3、4年生の国語で習うローマ字と同じ。左から右へ横書きにし、上から下へ行を重ねる。

自分の名前を書いてみよう

アレフベートで五十音図へ

かな・アルファベート変換へ

例えば「さとし」と書いてみると「さ」は、最初の文字を大文字にして 「」、

「と」は「」 「し」は「」。

(ヘボン式ローマ字だとshで表すシャ・シ・シュ・ショは、 「」で表せる)

これらをつづけて、「」と書ける。