■世界の文字で遊ぼう25

ンコ文字/マニンカ語他(ギニア他)

ギニア国旗

Unicode:07C0-07FF

ߐ
(07D0)

ンコ文字の使用地域

ギニア/マリ/コートジボアール

ンコ文字のある風景

マリ共和国バマコ
©Coleman Donaldson
(@WikimediaCommons)

文字サンプル

(あいうえお)

(かきくけこ)


この文字を使う主な言葉と国

マンディカ語他(ギニア他)

西アフリカのギニア、コートジボアール、マリ等の国においてマンディンカ語やバンバラ語等で用いられるが、 ラテン文字やアラビア文字による表記も行われている。

マニンカ語は、マンディンカ族の母国語であり、ギニアやマリでは公用語になっている。 話者はギニアやマリに約330万人。

文字のとくちょう

1949年にギニアの作家ソロマナ・カンテが、母国語を表記するためのアフリカ独自の文字として考案した文字。 「ンコ」とはマンディンカ語で「私は言う」という意味がある。 コーランや教科書や辞書、新聞などの出版も行われており、西アフリカで最も成功した文字の一つに数えられる。

母音文字と子音文字からなるアルファベットであるが、アラビア文字のように右から左の方向へ続け書きで表記する。 以下の一覧等では単独形を示しているが、単語として連続するときは、文字の下部を横線でつなげて表記する。

ユニコード割り当て

(07C0-07FF)※下の表がわくだけの表示の場合は、お使いのPCがこの文字に対応していません。

0123456789abcdef
07C0߀߁߂߃߄߅߆߇߈߉ߊߋߌߍߎߏ
07D0ߐߑߒߓߔߕߖߗߘߙߚߛߜߝߞߟ
07E0ߠߡߢߣߤߥߦߧߨߩߪ߫߬߭߮߯
07F0߲߰߱߳ߴߵ߶߷߸߹ߺ߻߼߽߾߿

文字の書きならべ方

アラビア文字と同じように右から左に文字をならべ、文字の下部を横線でつないでいく。行は、上から下へ重ねる。

 
 
      
 
      
 
       

自分の名前を書いてみよう

ンコ文字で五十音図へ

かな・ンコ文字変換へ

例えば「さとし」と書く場合は、ローマ字と同じように考えるが、この文字は右から左へ書くので、「ISHOTAS」のような順番に文字をならべる。(「SH」は一文字と考える)

「S」が「」、「A」が「」で「さ」(AS)は「」となる。

「T」が「」、「O」が「」で「と」(OT)は「」となる。

「SH」が「」、「I」が「」で「し」(ISH)は「」となる。

これを右から左にならべて「」、文字の下を横線でつないで「さとし」は「」と書ける。

おまけ ンコ文字の数字

0123456789