■世界の文字で遊ぼう1

ひらがな・カタカナ/日本語(日本)

日本国旗

Unicode:3040-309F

(3041)

ひらがな・カタカナの使用地域

日本

ひらがな・カタカナのある風景

大阪道頓堀のネオン

©JoopDorresteijn
(@Wikimedia Commons)

文字サンプル

アイウエオ

(あいうえお)

カキクケコ

(かきくけこ)


この文字を使う主な言葉と国

日本語(日本国)、アイヌ語(日本国)

ほとんど日本国内だけで、日本語を表す文字の一つとして使われている。日本語は、この「ひらがな」、「カタカナ」だけでも十分書き表すことが可能だが、普通の日本語は、このカナ文字と数千文字にもおよぶ漢字とを混ぜて書かれている。日本国内には、日本語の他にアイヌ語という言葉があり、今では主に北海道に住む一部の日本人が使っている。このアイヌ語には、もともと文字がないので、現在では日本語のカナ文字を使って表す工夫がされている。アイヌ語には、日本語にはない音がいくつかあるため「ト゜」「」「」などの書き方が加えられている。

文字のとくちょう

中国語の文字である漢字をもとにして、これをくずして書くことからできたのが平仮名、一部分をとってできたのが片仮名である。

仮名文字は、「ん」以外はすべて母音(日本語の場合は「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」の音)をふくんでいる。たとえば、「か」には「ア」が、「そ」には「オ」がふくまれている。子音(例えばか」から「ア」の音をとった残りの音や「そ」から「オ」の音をとった残りの音、ローマ字で表すと、「k」や「s」などのこと)だけを表す文字は「ん」しかない。日本語の音は、この子音と母音がセットになっていて、「ん」で終わる以外は、すべて「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」のどれかで終わるので、この仮名文字の仕組みは、日本語を表すのになかなか都合がよい。このように母音と子音の組み合わせを(母音や子音のパーツに分解できない形で)すべて一文字で表すという仕組みを持つ文字は、現在広く使用されている文字の中では、仮名文字以外にはあまり見あたらない。(エチオピアのアムハラ文字がやや似ている)

仮名文字ですべての日本語の音を表すには、「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」や「カ」「サ」「ラ」などの基本の文字45種類の他に小さく書いた文字(「ャ」「ュ」「ョ」「ッ」)、だく点「゛」、半だく点「゜」などを組み合わせる。最近は、外来語を表すために、もともとはなかった組み合わせも使うようになってきた。英語の「v」を表すために「ウ」に「゛」を組み合わせて「ヴ」としたり、小さい「ァィゥェォ」を使って、「ティ」や「ツァ」、「ウィ」などといった組み合わせが使われている。

ひらがな…あいうえおかきくけこさしすせそたちつてとなにぬねのはひふへほまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをん

カタカナ…アイウエオカキクケコサシスセソタチツテトナニヌネノハヒフヘホマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲン

ユニコード割り当て

(3040-309F)ひらがな

(30A0-30FF)カタカナ

0123456789abcdef
3040
3050
3060
3070
3080
3090
0123456789abcdef
30a0
30b0
30c0
30d0
30e0
30f0

文字の書きならべ方

日本語は、もともとは、上から下へたて書きで右から左へ行を進める(国語の教科書の書き方) のが基本であったが(額などで右から左へ横書きにすることはあった)、 現在は左から右へ横書きで上から下へ行を進める書き方が、多くなっている。

昔は、文字と文字をつなげて書く書き方も使われたが、現在は、 一部の分野(書道など)をのぞいて日常ではあまりつづけて書かれることはない。

文を書くときは、言葉と言葉の間を空けることはせず、つめてつづける。 読点は縦書きの時は「、」横書きの時は「,」文末には句点「。」を使うが横書きでは「.」も使われる。

 
      
      
       
 
   
   
   
   
   
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かな・カナの五十音図

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小学1年生以上の国語の勉強をした日本人なら、自由自在ですね。ご存分に