■世界の文字を読んでみよう2

日本海の海岸で拾った韓国の「赤い空き缶」(ハングルを読もう1)


写真:管理人

코카・콜라

平成12年2月。福井県越前町へカニを食べに行った帰りに海岸を散策していると、海岸に多数のゴミが。 よく見るとそのゴミの中にハングル表記の物が多数混じっていました。そういうとその前年に丹後半島へカニを食べに 行ったときも海岸にハングルの書いたゴミがうちあげられていました。(日本の金鳥社製そっくりの青の段だら模様の ついた殺虫剤のスプレー缶やミネラルウォーターのペットボトル、農薬と思われる瓶などが目につきました。)

一年中韓国からのゴミが流れ着くのか、北からの季節風のために冬季に特に多いのかは知りませんが、まさに となりの国なのだと実感しました。(海がよごれるのは困ったものですが)

そんなゴミの中から、日本でもおなじみの清涼飲料水の赤いアルミ缶を紹介します。 ハングルでの五十音表を参考にすれば簡単に読めますね。

「コー」と日本語では長音になっている部分は、「コル」(KOR)と「R」音を使って表記してますね。

「コー・ラ」にあたる部分を五十音表に当てはめてローマ字にすると「KOR・RA」となりますが、 これは韓国語で外来語のL音をあらわす場合の綴りだそうです。Rにあたる己に似た文字が連続するとLLの発音になって、 外来語のL音を表記するときにつかうのだそうです。(掲示板に次のような誤りを指摘する書き込みをいただきました。)


>朝鮮語ではパッチムの己はlの発音になります。
>しかし、己が2つ連続するとLRという発音になり、これでは発音しにくくなってしまいます。
>そこで己が2つ連続した場合はLLという発音に変化するのです。
>カタカナで表すなら「ッル」でしょうか。
>この綴りは外来語でLの発音を表す際に使われます。
>チョコレート、オリンピックなどです。