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組立例
立体型の星座早見(天球儀)です。様々なカスタマイズが可能で、観測地の緯度経度や観測年月に合わせた自分好みの星座早見を作ることができます。
2種類の表示形式を選ぶことができます。天球儀モードは、いわゆる一般的な天球 儀です。星座など星の配置が実際の空で見える形の裏返しになります。(実際の空 は、天球の中心に地球があって、そこから天球の内側を見ていることになるため)
一方、星座早見モードでは、星の配置が実際の空と同じになります。南にいくほど ゆがみが大きくなる一般的な円盤型の星座早見の弱点を克服することを意図してい ます。(ただし、実際の空が凹面状に見えるのに対して、これは凸面になります)
緯度の違いによる高度差と経度の違いによる時差に対応した架台を作成します。
本州付近ではさほど違いがわかりませんが、試しに北海道と沖縄の場合を比べてみ ると、架台の角度や時刻環の目盛りが、かなり違っていることに気がつくでしょう。
観測年を指定することによって、その年専用の星座早見を作成します。観測年で変 わるのは、惑星の位置です。惑星は常に星座の間を移動していきますから、一般的 な星座早見盤では表示することができません。年を限定することで、惑星を表示す るようにしました。
さらに、年月を指定すると、月の位置と満ち欠けも表示できます。
立体型の星座早見を作成するにあたって、問題になるのは平面からどうやって天球 を作るかということです。星座の形を正確に表示するには球面が理想ですが、曲面 を作るのは手間がかかります。そこで、平面で構成され、球になるべく近い立体と して、正多面体もしくは準正多面体で天球を作ることを考えました。
その中から、準正多面体(二十六面体)の小菱形立方八面体を採用しました。
この立体は、24面の内、正方形が18面(のこりは正三角形8面)を占めること から、展開図が単純で、組み立てやすくできるという利点があります。また、正二 十面体などよりも球に近い感じがします。
この立体には次のような呼び名があります。
※Windows 7/Vistaの場合は、Windowsの自動更新により.NET Framework 4.0の 環境がすでにインストールされている可能性があります。
※Windows Xpの場合は、WindowsUpdateで.NET Framework 4.0を導入できます。
※.NET Framework 4.0が必要です。
特別のインストールは必要ありません。
tenshogi.zipを解凍してできたtenshogi.exeを任意のフォルダにコピーしてくだ さい。実行ファイルのみで動作します。
実行ファイルと同じフォルダにtenshogi.iniファイルを置くと初期設定を変える ことができます。
アンインストールは、ファイルを削除するだけです。
まずは、観察地にお住まいの場所を指定して、他はそのままで作図ボタンをクリッ クしてみてください。お住まいの場所専用の早見盤がつくれます。次に印刷ボタン をクリックしてください。A4版用紙用の型紙が4枚印刷されます。
用紙を2枚接ぎにした場合は、天球、架台ともに2分割されていますので、2枚を つなぐのに接着が必要ですが、それ以外は出来る限り接着なしで組み立てられるよ うになっています。どうしても接着が必要な箇所は、日付目盛り円盤の回転機構と 日付目盛り円盤に天球を取り付ける部分だけです。
惑星の位置計算は、恒星社厚生閣刊「新こよみ便利帳」の近似解によっています。
旧版の緯度経度データは武田尚志氏の「全国都道府県市町村・緯度経度位置データベー スfor GPS Ver.2.20」を使用して作成、経度緯度データの著作権は、武田尚志氏に属します。
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