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ここは喜撰川のさらに上流だ。同じような火山灰の帯がつづいている。
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この赤みがかった層は、アズキ火山灰とよばれています。
アズキ火山灰は、約90万年前に、大分県西部にあった猪牟田(ししむた)カルデラ(直径約8km)から噴出して広く日本列島に降った火山灰です。うすいこげ茶色の地層で、この地層が見つかると年代を決める目印になります。
「アズキ」という名前は、大阪で最初にこの地層を発見した調査に参加していたアイスキャンデー好きの学生が「この地層の色はアズキアイスに似ている」と言ったものが、後に正式な名前になったそうです。