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県内の活断層

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濃尾断層帯(のうびだんそうたい)

濃尾(のうび)断層帯は、岐阜県西部の両白山地から濃尾平野北方にかけて位置する活断層帯です。この断層帯は、温見(ぬくみ)断層、濃尾断層帯主部、揖斐川(いびがわ)断層帯、武儀川(むぎがわ)断層からなります。北西-南東方向にのびています。

濃尾断層帯主部の根尾谷断層帯と梅原断層帯は、1891年の濃尾地震の際に温見断層北西部とともに長さ約76kmの地震断層の一部として活動しました。その際、根尾谷断層に沿っては最大7.4mの左横ずれが生じました。

  • 温見断層[北西部]:福井県池田町~大野市南部
  • 温見断層[南東部]:福井県大野市南部~岐阜県本巣市北部
    (温見断層全体の長さ:約36km、横ずれ断層)
  • 濃尾断層帯主部[根尾谷断層帯]:福井県大野市南部~岐阜市北西部
  • 濃尾断層帯主部[梅原断層帯]:岐阜県本巣市~美濃加茂市、坂祝町境界
  • 濃尾断層帯主部[三田洞断層帯]:岐阜市北部
    (濃尾断層帯主部全体の長さ:約55km、横ずれ断層)
  • 揖斐川断層帯:岐阜県揖斐川町~本巣市
    (長さ:約24km、横ずれ断層)
  • 武儀川断層:岐阜県本巣市~山県市~関市武芸川町
    (長さ:約29km、横ずれ断層)
断層帯の区分地震の規模発生確率
(30年以内)
活動間隔最新活動期間
温見断層[北西部]M6.8程度ほぼ0%2,200~2,400年1891年の濃尾地震
温見断層[南東部]M7.0程度不明不明不明
濃尾断層帯主部[根尾谷断層帯]M7.3程度ほぼ0%2,100~3,600年1891年の濃尾地震
濃尾断層帯主部[梅原断層帯]M7.4程度ほぼ0%14,000~15,000年1891年の濃尾地震
濃尾断層帯主部[三田洞断層帯]M7.0程度不明不明不明
揖斐川断層帯M7.1程度不明不明1~10世紀
武儀川断層M7.3程度不明不明不明

「地震調査研究推進本部」公表の内容を改変(震発生確率の算定基準日2018年1月1日)