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県内の活断層
琵琶湖西岸断層帯の饗庭野断層
饗庭野断層(あいばのだんそう)(高島市新旭町饗庭)のトレンチ調査の写真です。
[写真をクリック]
出典:活断層研究センター「平成 9年度活断層・古地震調査の成果概要」画像使用許諾整理番号028
これはどういう写真?
活断層の活動で、地震が発生する可能性と地震の大きさを予測するための調査で、地面の下をほって断層の断面を調べた写真です。下の図は上の写真のスケッチです。
出典:活断層研究センター「平成 9年度活断層・古地震調査の成果概要」画像使用許諾整理番号029
この調査で何がわかるの?
高島市新旭町饗庭(あいば)地区での調査の結果、饗庭野断層(あいばのだんそう)は約2,800~2,500年前に最新活動を行ったことが明らかになり、1662年の寛文の地震の際には活動していないことがわかりました。
その前の活動は平成8年度の調査結果から、約8,200~6,800年前と考えられ、活動の間隔は5,000±1,000年程度と見られます。
また、1回の活動による上下のづれは、3.5~6m程度と考えられます。
独立行政法人活断層研究センター「平成 9年度活断層・古地震調査の成果概要」より