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麦畑が山に(昭和新山)

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ある日とつぜん麦畑が山に変わったという昭和新山をみてみよう。

支笏(しこつ)洞爺(とうや)国立公園特別保護地区特別天然記念物「昭和新山」

有珠山から見下ろした昭和新山

©663highlandCreativeCommonsBY SAWikimediaCommons

昭和新山周辺の地形

BatholithPublic DomainWikimediaCommons改変(文字を追加)


昭和18年12月28日に激しい地震が始まり、多い時には身体に感じるものだけでも1日200回をこえ、翌19年4月ごろには元の地面から50mももりあがりました。

さらに昭和19年6月23日、もり上がった畑にふん火が始まり、7個のふん火口をつくりながら、4ヶ月もばく発をくりかえしました。

その間も、田畑、民家、鉄道ともどももりあがりつづけ、標高300mの台地(屋根山)をつくりました。

11月になってふん火口群の中央から地中で固まったよう岩がおし上り始め、翌20年9月末に標高407mに達し、ようやくその活動を休止しました。

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