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県内が震源の大地震(寛文(かんぶん)地震)

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壬寅歳(みずのえとらどし)って?

「十干十二支(じっかんじゅうにし)」あるいは「干支(かんし、えと)」という昔の中国や日本で使われた年や時間などの順番を表す方法があります。あまり聞いたことがないかもしれませんが、「甲子(こうし)園」「壬申(じんしん)の乱」「戊辰(ぼしん)戦争」などにでてきます。

十干(じっかん)の10種類「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」と、

十二支(じゅうにし)の12種類「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を組み合わせて60年分の年を表すことができます。

今は、十二支(じゅうにし)の方だけを「えと」とよぶことが多くなっています(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)。

十干(じっかん)は(きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・つちのえ・つちのと・かのえ・かのと・みずのえ・みずのと)と読みます。

「壬寅」(みずのえとら、ジンイン)は、干支の組み合わせの39番目で、江戸時代以降では、次の年(西暦)が「壬寅の年(歳)」にあたります。

1602年、1662年、1722年、1782年、1842年、1902年、1962年、2022年、2082年

123456789101112131415161718192021222324252627282930
十干(1)十干(2)十干(3)
123456789101234567891012345678910
123456789101112123456789101112123456
十二支(1)十二支(2)十二支(3)
31323334353637383940414243444546474849505152535455565758596061
十干(4)十干(5)十干(6)
1234567891012345678910123456789101
7891011121234567891011121234567891011121
十二支(3)十二支(4)十二支(5)

どうして十干と十二支の組み合わせで60年分の年が表せるのかな?

10種類のくり返しと12種類のくり返しを組み合わせていくと60年で一周して、61年目にもとにもどります(甲子から始まって61年目に甲子にもどります)。十干の6周が60年(10×6=60)、十二支の5周が60年(12×5=60)です。10と12の最小公倍数が60だからという説明もできます。