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「マグニチュード」ってなに?

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和達 清夫(わだち きよお)博士

時事画報社「フォト(1961/11/1号)」WikimediaCommons

和達 清夫博士

和達 清夫(わだち きよお)博士は、1902年(明治35年)9月8日愛知県生まれの地震学者,気象学者です。阪神淡路大震災がおこる直前の1995年(平成7年)1月5日に東京で亡くなりました。

東京帝国大学(今の東京大学)理学部物理学科を卒業し、中央気象台に入り、1925年に第6代中央気象台台長を経て、1956年に中央気象台が気象庁になる時に初代気象庁長官に就任しました。1963年気象庁退官後,国立防災科学技術センター所長を経て、埼玉大学学長、日本学士院院長、中央公害対策審議会会長を務めました。

この間に、地震計測、調査、研究に携わり、深発地震の存在を立証、その分布が海溝付近から陸側への傾斜面上に集中していることを指摘しました。これはのちのプレートテクトニクスの裏づけとなりました。(出典:ブリタニカ国際大百科事典)改変

地震のエネルギーを表す「マグニチュード」は、和達博士の研究がヒントになって作られたものです。1935年のC.リヒターのマグニチュードに関する論文の冒頭には、和達博士の研究がヒントになったことが書かれています。

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