琵琶湖西岸断層帯による地震とは
琵琶湖西岸断層帯による地震は、全国でもトップクラスの危険度だそうだ。
どのくらいの危険度なのか?
この断層帯は過去、北部で約1000年から2800年、南部で約4500年から6000年の間かくで活動してきました(推定)。そして最も新しい地震は、北部では今から約2800年~2400年前に、南部では平安時代の1185年に起こっています(推定)。一番短い間かくで考えると、もういつ活動してもおかしくない時期に来ています。千年単位の話ですから誤差が大きく、今後30年の発生確率は、北部で3%と低めの数字になっていますが、地震が発生する可能性はかなり高いといえます。
(滋賀プラスワンvol.52の説明をH21.8の地震調査研究推進本部の発表によって修正)
この確率は、最大値で考えるとわが国の主な活断層の中では、高いグループに入ります。
琵琶湖西岸断層帯による将来の地震(北部)の発生確率
項目 | 将来の地震発生確率 2009年1月1日時点 |
地震の規模 | 信頼度(A~D) |
---|---|---|---|
今後 30年以内 | 1% ~ 3% | M7.8程度 | D(低い) |
今後 50年以内 | 2% ~ 5% | ||
今後100年以内 | 4% ~ 10% | ||
今後300年以内 | 10% ~ 30% |
南部の発生確率は、30年後~300年後までほぼ0%
(平成21年8月27日・国の地震調査研究推進本部発表の長期評価より)