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「火砕流(かさいりゅう)」ってなに?
実際におこった火砕流のようすを見てみよう。
1990年から噴火の雲仙普賢岳で発生した大火砕流
火山が噴火すると、ふん出した軽石や土砂、火山灰などが、高温の火山ガスと一体になって高速で流れ出すことがあります。これを火砕流とよびます。
近年では、1991年(平成3年)6月3日に長崎県の雲仙普賢岳で大火砕流が発生し、43名もの人が死亡しました。(右の写真は平成3年9月27日の火砕流)
火砕流は、数百度~千度ときわめて高温で、時速100~150kmというもうれつなスピードで一気に流れ下るため、発生してからひなんするのは大変難しく、噴火にともなう最も危険な現象です。
かつて、滋賀の大地で、これをはるかに上回るきぼの大火砕流が、起こっていたのです。