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「火砕流(かさいりゅう)」ってなに?

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実際におこった火砕流かさいりゅうのようすを見てみよう。

1990年から噴火ふんか雲仙普賢岳うんぜんふげんだけで発生した大火砕流かさいりゅう

出典:「雲仙・普賢岳噴火災害を体験して」NPO法人島原普賢会
撮影:古瀬孝一/画像使用許諾整理番号045

火山が噴火ふんかすると、ふん出した軽石や土砂、火山灰などが、高温の火山ガスと一体になって高速で流れ出すことがあります。これを火砕流かさいりゅうとよびます。

近年では、1991年(平成3年)6月3日に長崎県の雲仙普賢岳うんぜんふげんだけで大火砕流かさいりゅうが発生し、43名もの人が死亡しました。(右の写真は平成3年9月27日の火砕流かさいりゅう

火砕流かさいりゅうは、数百度~千度ときわめて高温で、時速100~150kmというもうれつなスピードで一気に流れ下るため、発生してからひなんするのは大変難しく、噴火ふんかにともなう最も危険な現象です。

かつて、滋賀の大地で、これをはるかに上回るきぼの大火砕流かさいりゅうが、起こっていたのです。

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