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島が陸続きに(桜島)

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桜島が陸続きになった時の噴火の経過を日をおってみてみよう。

溶岩(ようがん)で大隈(おおすみ)半島と陸続きに

大正噴火は、二十世紀の日本における最大の火山災害をひきおこしました。

[島民の避難と桜島爆発記念碑]

1914年

大正噴火(たいしょうふんか)の経過

1月10日

・地震(じしん)が始まる。

11日

・鹿児島市内でも体に感じる地震(有感地震)が始まる。

12日

・午前10時頃、まず西側の山腹(さんぷく)に、ついで東側の山腹でわれ目火口が生じる。

・噴煙(ふんえん)が、8,000m以上の高さにとどく。[噴火の写真][噴火の写真]

・マグニチュード7.1の地震(じしん)が起こる。[桜島地震でくずれた建物(鹿児島市)]

13日

・西側の火口で再び大噴火が起こり、火砕流(かさいりゅう)が発生、火砕流(かさいりゅう)の先頭が西側の海岸にまでとどく。

・この後、溶岩(ようがん)流出。

14日

・東側の火口から溶岩(ようがん)が流出し始める。

・西側の溶岩流(ようがんりゅう)は袴腰の上方500mまでとどく。[噴火の写真][噴火の写真]

15日

・西側の火口で火砕流(かさいりゅう)が発生。[横山集落に達した溶岩の写真]

16日

・溶岩(ようがん)が海へ流れこむ。

18日

・烏島が溶岩(ようがん)に飲み込まれる。[現在の烏島(1)][現在の烏島(2)][現在の烏島(3)]

25~
26日

・噴火(ふんか)がほぼおさまる。

29日

・東側の火口から流れつづけた溶岩(ようがん)は、海をうめ立て大隅(おおすみ)半島と陸続きになる。[溶岩流にうまる有村温泉(大隅半島の対岸)][大隅半島とつながる直前の溶岩]
[海に達した溶岩流(古里地区から)][瀬戸海峡だった場所の現在]

・東側火口の活動は噴火開始から1年以上続く。

2月1日

・1時間に2,3回の噴火に。

2月12日

・火山活動がほとんど終わる。小噴火が数回。

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