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県内が震源の大地震(寛文(かんぶん)地震)

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江戸時代に寛文地震のようすを人々に伝える絵本のような本が発売されたそうだ

「かなめいし」

「かなめいし」は、地震の数か月後、その年の末ごろに江戸で発売された本です。さし絵つきの読み物で、町人などふつうの人々が買って読みました。

作者は浅井了意(あさい-りょうい)という人で、京都を中心に地震の被害のようすや余震を恐れる人々の姿などが、生き生きとえがかれています。上、中、下の三巻からなり、その中巻に「五 朽木葛川ゆりくづれし事」(くつき-ならびに-かつらがわゆりくづれしこと)として、葛川谷での「町居崩れ」(まちいくずれ)による被害のようすがくわしく書かれています。

次のページで、現代語訳「かなめいし」の葛川(かつらがわ)の部分を読んでみましょう。

「五 朽木并葛川ゆりくづれし事」

「かなめいし」中巻 目次


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