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県内が震源の大地震(寛文(かんぶん)地震)

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葛川谷(かつらがわだに)の村が土砂にうまった被害について見てみよう

史上最大級の土砂崩れ「町居崩れ(まちいくずれ)

6月16日[旧暦で5月1日]午前11時頃[午上刻]に大地震があり、山の斜面(しゃめん)がくずれ、谷からは大水によって土石が流出しました。(深層崩壊を起こして土石流が発生)

榎村(今の大津市葛川梅ノ木町)の東側の山が、約1,417m[十三町]ほど上の方から二つに分かれて土砂が崩落し、谷をうめて高山のようになりました。

(川底からの高さ約100mの「カマボコ状の地形」ができた)

『葛川明王院文書』などより「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書1662寛文近江・若狭地震」(平成17年3月)改変

大津市葛川梅ノ木町の町居崩れ付近

川の左が「町居崩れ」右がカマボコ状の地形ができた付近

町居崩れの位置

「琵琶湖西岸地震(1662年)と町居崩れによる天然ダムの形成と決壊」歴史地震第18号を改変

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