「活断層」ってなに?
「活断層が動いた」という言葉を聞いたことがありますか?
「断層」と「活断層」
野島断層(阪神淡路大震災の地震)
出典:「子供の科学」1995年4月号
発行:誠文堂新光社
画像使用許諾整理番号015
「断層(だんそう)」
地下の地層や岩石の層にある割れ目に大きな力が加わると、割れ目の両側の層がずれをおこします。このずれを「断層(だんそう)」といいます。このずれのしょうげきが、ゆれとして地中を伝わったのが「内陸直下型の地震」です。「活断層が動くことによって地震が起こる」という言い方もできます。断層のずれが地表にまでとどいて、地面のずれとして見える場合もあります。
「活断層(かつだんそう)」
そして、この「断層」のうち、数十万年前より後にくり返し活動し、将来も活動すると考えられるものを「活断層」とよびます。また、260万年前より後(「第四紀」の間)に活動した証拠(しょうこ)のある断層すべてを「活断層」と呼ぶこともあります。
日本国内には、2千以上もの「活断層」が見つかっていますが、地下にかくれていて地表に現れていない「活断層」もたくさんあります。
「阪神淡路大震災」をひきおこした「兵庫県南部地震」は、淡路島北部および神戸市付近の活断層によって発生した地震です。「活断層」は、滋賀県内にも、多く存在しています。