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北之庄城
(岩崎山城)

八幡山三角点の変遷
~旧地形図T9,S23,S43

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鶴翼山(八幡山)三角点の変遷

鶴翼山(八幡山)の最高点の標高は285m

鶴翼山(八幡山)の最高点は、八幡山城本丸跡にあり、標高は、およそ285mです。

国土地理院地形図を見ると、鶴翼山(八幡山)を含む山系の3つのピークに標高が記載されています。南から北へ271.8(鶴翼山)、254(北之庄山)、278(岩崎山)です。

現在、一般に鶴翼山(八幡山)の標高は、271.8mと認識されていますが、これは八幡山城北の丸跡にある三等三角点の標高です。そのため、岩崎山の278mが八幡山山系の最高点であるような印象をもたれますが、実際の最高点は、村雲御所瑞龍寺本堂の立つ本丸跡にあります。等高線からは280mを超えることが読み取れます。

村雲御所瑞龍寺が昭和36年(1961)京都から移築される以前は、本丸跡に三角点がありました。旧図の三角点を見ると、大正9年が285.7m、昭和21年は同じく285.7m、昭和43年が284mとなっており、過去2度、八幡山の三角点の位置が移動しています。

旧図「八幡町」大正9年
旧図「八幡町」昭和21年
旧図「近江八幡」昭和43年
現行地形図
現在の本丸跡(旧三角点付近)
現在の北の丸跡(現三角点)

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